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香西 直文; 坂本 文徳; 田中 万也; 大貫 敏彦; 佐藤 隆博*; 神谷 富裕*; Grambow, B.
Chemosphere, 196, p.135 - 144, 2018/04
被引用回数:5 パーセンタイル:17.39(Environmental Sciences)バクテリアや菌類等の微生物が環境中で重元素の化学状態を変化させることは知られているが、原生動物の作用についてはほとんど未解明である。本研究では、代表的な原生動物であるゾウリムシと水中のEu(III), Pb(II), U(VI)の反応を調べた。micro-PIXEを用いた非破壊分析では、ゾウリムシ生細胞に吸着した重元素はほとんど検出できなかったが、死滅細胞へは明らかな吸着が認められた。生細胞の細胞表面から自然に溶出する糖タンパク質と重元素が結合して擬似コロイドとなることを見いだした。本来は細胞に吸着するはずの元素が糖タンパク質と錯形成し水溶性の擬似コロイドとなることにより、生細胞への吸着が低下したことが示唆される。
早川 一精*; 上薗 裕史
J. Mater. Sci., 28, p.513 - 517, 1993/00
被引用回数:20 パーセンタイル:68.57(Materials Science, Multidisciplinary)アクチノイド、ランタノイド、アルカリ土類金属元素の模擬成分として、Ce,Nd,Srを含むLaZrO固化体の浸出挙動を検討した。固化体構成成分の浸出率評価に際し、試料となる粉末性状に適した評価法を検討し、適用した。浸出時間、温度、浸出液のpHが固化体構成成分の浸出率に及ぼす影響を吟味した。いずれの成分も初期浸積時間によらず浸出率が浸出時間と共に一定値に近づくことがわかった。La,Nd,Ce,Srの浸出率は、温度の上昇と共に増加する傾向を示したがZrは、逆の傾向を示した。この現象は、温度上昇と共に減少するCOイオンとの錯体形成が減少することによって説明された。Zr,La,Nd,Ceの浸出率は、純水およびpH:10のアルカリ溶液中で10g/m・dと小さく(90C)、またpH:1の酸溶液中でも10g/m・dであり、広いpH領域で優れた耐久性を有することが明らかとなった。
加藤 瑞穂*; 安達 サディア*; 豊嶋 厚史*; 塚田 和明; 浅井 雅人; 羽場 宏光*; 横北 卓也*; 小森 有希子*; 重河 雄大*; 末木 啓介*
no journal, ,
これまで、超アクチノイド元素である105番元素Dbのフッ化物錯体に関し、HF系及びHF/HNO系における陰イオン交換樹脂への吸着挙動が調べられてきた。Dbの分配係数(Kd)は、同族元素であるNb, Ta及び擬同族元素のPaと比較してTaNbDbPaという順列であることが示されたが、その化学種までは分かっていない。最近、我々の研究グループではHF/HNO溶液系においてHF濃度の増加に伴うNbのKd値の急激な増加、化学種の変化を確認した。本研究では、Dbフッ化物錯体の化学種決定に向け、HF/1.0M HNO水溶液中でのNb, Ta及びDbのオンライン陰イオン交換実験を行ったので報告する。